人間も色んな命があります。
その中から体は一つ、命は十ある。十界。10チャンネルなんです。仏のチャンネルをつけることを成仏。
御本尊を拝むと仏のチャンネルがつくんです。チャンネルは十あっても一つしかつかない。どれか一つなんです。
その中に、ヒステリーもある。死んじゃいたい命もある。悔しい命も、苦しい命も、嬉しい命も、欲しい命も、
色んな命がある。でも仏というチャンネルをつけると最高だ。
一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり
(四条金吾殿御返事:1143)
中の南無妙法蓮華経が外の御本尊と感電。こっちが南無妙法蓮華経になっちゃうんですね。
自動販売機にお金を入れると下から切符が出てくるでしょ。中に切符があるんですよ。上に入れないと下から出てこない。
向こうの御本尊に南無妙法蓮華経って拝んで、こっちに南無妙法蓮華経。自分の中にあるわけです。
口に妙法をよび奉れば 我が身の仏性もよばれて必ず顕れ給ふ
(法華初心成仏抄:557)
一緒に言ってください。
口に妙法をよび奉れば 我が身の仏性も よばれて必ず顕れ給ふ
御本尊を拝んだ瞬間にこっちの南無妙法蓮華経が出る。感電するんですね。
人間も同じ。人間同士感電することがある。それを恋愛といいます。こっちも愛する。向こうも愛する。
愛するっていうのは、両方の波長があうのが相思相愛。
御本尊は仏にしたいんです。あなたの中の南無妙法蓮華経を私と同じにしたいんです。
こっちが仏になりたいと思ったら波長があうわけです。仏にしたい。仏になりたい。波長があう。
だから御本尊様の恋人になるように拝むんですね。それを心懷戀慕(しんねれんぼ) って。
(法華経・妙法蓮華経如来寿量品第十六)
恋しい。愛おしいって。そういうふうに御本尊様を拝んだらどんどん功徳が出てくるわけです。もともとあるんですから。